商品開発部の桶作です。
「かんぶつマエストロ」という資格制度があります。
食卓でもおなじみの海苔・こんぶ・わかめなどの「海のかんぶつ」。
干ししいたけ・きくらげ・かんぴょうなどの「里のかんぶつ」。
これらについて、生産に関する事、栄養や機能に関する事、
食べ方に関する事などの知識を幅広く身につけ普及に役立てる、
と言ったものです。
約2年前に、初級を受講し「かんぶつ」に対して大変興味が湧きました。
今回も引き込まれる講義内容で、大変勉強になりました。
その中の講義内容でダシの取り方がありました。
少しだけ紹介させて頂きます。
講師は、稲葉恭二氏。
現在、香川調理製菓専門学校客員教員で
過去某有名店で総料理長をされていた大先生です。
普通は昆布と鰹より、「1番だし」と「2番だし」を取ったり、
みそ汁用に「煮干しだし」を取ります。
ところが「精進料理」においては殺生はご法度。
よって動物性のダシは使えません。
そこで秘伝の「精進だし」を教えて頂きました。
秘伝ですので詳細は出せませんが、
「昆布」「干し椎茸」「干瓢」「小豆」「大豆」を使用します。
それぞれの食材の成分が、動物性のダシに代わって
見事なダシとなりました。
もっと「かんぶつ」について色々と勉強して、
海苔を使った美味しい食べ方が出来ればいいなと思います。